【レンズレビュー】コシナ Voigtländer HELIAR 40mm F2.8

NOKTON classic 40mm F1.4を購入してからというもの、フォクトレンダーの写りに完全に魅了されてしまい、ここ最近は、フォクトレンダーばかり使用しています。

現在所有している2つのフォクトレンダーのレンズは、どちらもノクトンのため、違うものが欲しいなぁ…と、ネットでいろいろ調べている中、ヘリアーの写りが比較的好みの写りをしていたので、現行品で購入できるHELIAR 40mm F2.8を購入しましたので、今回は、実写を交えてレビューします。

このレビューを通して、購入を検討している人の参考になれば幸いです。

 

ヘリコイドがない!?ちょっと変わったレンズ、ヘリアー

HELIAR 40mm F2.8は、ヘリコイドの無い沈胴式の単焦点レンズです。ライカ等のMマウントで使用できるレンズですが、このレンズは、ソニーのEマウントボディで使用することを前提に作られています

 

使用の際は、VM-E Close Focus Adapterを使用し、アダプターについているヘリコイドでピント調整を行います。アダプターを使用せずに直接Mマウントに装着した場合、無限遠しかできませんので、ご注意ください。

 

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フォクトレンダーの箱は、デザインがいいです。

 

装着するとこんな感じになります。

 

ものすごく小さいです。

私が所有しているレンズの中で一番小さいです。そして、ものすごく軽いです。

レンズフードは2種類あり、円筒のストレートタイプのものと、フジツボのようなドームタイプのものが同梱されています。フードはバヨネットタイプではなく、ネジ込み式です。それに伴いレンズキャプも2種類あり、フードの上から被せるようになっています。

 

では、実写レビューにいきましょう。

使用したカメラは、SONY α7RⅡです。

 

実写レビュー

梅まつりが実施中の佐布里池へ行ってきました。(2020年の佐布里池梅まつりは、コロナウィルスの影響により、3月1日で終了しました。)

写真に関しては、RAW撮影したものを無編集でLightroomにてjpeg変換しています。写真は記載のないものは絞り開放です。

 

残念ながら、この日は曇り。途中でにわか雨が降ってくる悪天候でした。

 

曇りのせいもあるかもしれませんが、若干彩度が低めの絵です。周辺減光も強いですね。

ちなみに、昨年、ヤシコンのプラナー50mm F1.4で撮影したものを比較として上げてみます。(晴天時での撮影ですので、参考程度にご覧ください)

 

SONY α7&CONTAX Planar 50mm F1.4

 

プラナーの場合、コントラスト・彩度ともに高く、クッキリハッキリとした絵です。それに対し、ヘリアーは、若干柔らかく眠い絵に感じます。

ヤシカコンタックスが現代的な写りをしたオールドレンズに対し、コシナフォクトレンダーは、オールド的な写りをした現代レンズという感じで、対局にあるようで大変面白いです。

色味に関しては、若干青みがかっているように感じます。

 

ヘリアーとノクトン写りに違いは?

フォクトレンダーのレンズの中で、同じ40mmを焦点距離に持つレンズとして、NOKTON classic 40mm F1.4があります。

 

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40mmのレンズを購入する際、この2つで迷うケースがあると思うので、ヘリアーとノクトン、写りの違いを見てみましょう。

 

左がHELIAR 40mm、右がNOKTON classic 40mm SC(どちらも、F2.8 WB4700)

 

ノクトンの方が、若干黄色味を帯びているように見えます。逆にいうと、ヘリアーは若干青みがかっている。

 

左がHELIAR 40mm、右がNOKTON classic 40mm SC(どちらも、F2.8 WB5200)

 

この桜の画像でも、ノクトンの方が黄色味がかっているのが分かります。このノクトンは、シングルコートのモデルなので、マルチコートのモデルであれば、また違った結果になるかもしれませんが、どちらかといえば、ノクトンの方がノスタルジーな絵に向いているのかなと思います。

 

おわりに

ヘリアー、ノクトン(と、参考にプラナー)と、写真を比較してレビューしてきましたが、私の感想としては、ヘリアーは非常に楽しいレンズです!

ソニーのミラーレス機を持っている方で、購入を検討されているのでしたら、私は買っても損はないと思います。オールドレンズは持っているけど、状態の良いオールドレンズが欲しいと思っている方にも、その代わりとして十分な役目を果たしてくれるのではないでしょうか。

コシナからFUJIFILM Xマウント用のヘリコイド付マウントアダプターが発売されているので、フジのカメラでもどんな写りをするか、また検証してみたいと思います。

 

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